Ubuntu オレオレ Remix 12.04 を作ってみた

11.10から導入された ubuntu-defaults-builder を使えば、誰でも簡単に Remix を作ることができます。そこで 11.10 に続き、12.04 でもオレオレ Remix を作ってみました。色々なパッケージを最初から導入し、さらに最新にアップデート済みなイメージを作成しておけば、複数のマシンへインストールするのも楽ですからね。なお ubuntu-defaults-builder の使い方はレシピを参考にしてください。
テンプレートになっているパッケージ ubuntu-defaults-mizuno-as は私の PPA に置いてあります。こんな Remix を使ってみたいという手遅れな方は、どうぞご自由に。
いちいち deb をダウンロードしなくても、ubuntu-defaults-builder をインストールしたマシン上で以下のコマンドを叩けば ISO がビルドされます。locale オプションを悪用しているような気がしないでもないですが*1

$ ubuntu-defaults-image --components main,restricted,universe,multiverse --ppa mizuno-as/remix --locale mizuno_as

オレオレ Remix における、日本語 Remix からの変更点は以下の通りです。

  • 各種パッケージを追加
  • 一部の不要なパッケージを削除
  • /etc/skel に zshEmacs の設定を追加
  • Unity の Launcher に ChromiumEmacs を追加
  • gtk-key-theme を Emacs に変更
  • 日本語入力に ibus-skk を採用
  • Firefox のブックマークに日本語 Wiki と Launchpad を追加
  • 標準の壁紙を変更
  • ppa:mizuno-as/ppa をリポジトリに追加

追加した依存関係は以下の通りです。さりげなく mizuno-as-wallpapers なんていうパッケージがあります。もし興味がある方は PPA からどうぞ。

削除したパッケージは以下の通りです。

前バージョンである、ubuntu-defaults-mizuno-as-11.10 から削除されているパッケージは以下の通りです。

  • wl

*1:locale は ja_jp のような値を取るオプションで、これが指定されると ubuntu-defaults-ja-jp のようなパッケージをリポジトリから探してテンプレートとして利用します。ppa オプションを併用しているため、ここからオレオレテンプレートを取得して、となるわけです