Ubuntu Magazine Japan 2013 Summer 発売!

11冊目の Ubuntu Magazine が発売になりました。今回から

  • 編集Sさんの卒業にともない、編集さんが変わりました。
  • 表紙のロゴが変更されました*1
  • 号数が通し番号から西暦に変更されました。
  • 電子書籍版が販売されます。Kindle 版は 800 円と超お得です。

といった変更があります。
付録 DVD には 64bit の日本語 Remix がついていたり*2、といった部分は他の人が紹介しているので、自分の記事について少し補足しておきます。

今回は、以下の 3 つ、合計 20 ページを担当しました。

つまり、レギュラー連載以外は Steam しか書いてないってことですね!
本誌にも書いていますが、Steam の記事はマウスコンピューターの試作機をお借りして書きました。実はマウスの G-Tune シリーズは、個人的に 1 台持っていて、現在もファンタシースターオンライン 2 を遊ぶのに使っています。このマシンは FF14 の CBT に当選した時に購入したのですが、マザーボードに問題があったり、グラボで不良を引いたり、ケースの中身がいじりづらかったりと、あまりいい印象がありません。ところが今回お借りしたマシンは、ケース開けやすいし、内部はすっきりしているし、Ubuntu での動作にも問題はないしで、だいぶマウスの印象が変わりました。OS レスのゲーム PC を手っ取り早く確保したいという人には、悪くない選択かもしれません。でも SSD は欲しいところですね。

コマンドライン再入門は……実は原稿のドラフトの段階では 1.5 倍、12 ページあったんですよ。それをかなり削り、圧縮し、であんな感じになりました。ちょっと詰め込みすぎ、駆け足すぎな感はありますが、半年後まで続きはおあずけ、というのは絶対いやだったので。
lesspipe や lessfilter って、意外と知らない人がいるんじゃないかなーと思いますし、シェルスクリプト入門としては、いい感じで着地できたんじゃないかと自画自賛しています。
ちなみに削った部分は、次号で補完する予定です。

最近のロードテストはもう何でもありの無法地帯になっているので*3、色々好き放題やらせてもらっています。ただ刊行ペースの問題で、対象機種がどんどん陳腐化してしまうのが悩みの種ですね。

最後に。
電子書籍版が発売になりましたが、CC-BY-NC での PDF 公開は継続します。ですが無料で公開できるということは、誰がその分のコストを支払っているのかということを考えて頂けるとよいのではないでしょうか。また仮に電子版がバカ売れしたとしても、紙の書籍が売れないと、雑誌の刊行そのものがピンチになってしまうという問題もあるようです。ゴロ寝しながらダラダラとページをめくるような場合はタブレットより紙の方が快適ですし、紙の書籍も買って頂けると嬉しいですね。

*1:個人的には前の方がよかったなあ

*2:うぶまが限定で、Webでの公開は予定されていません。ですがもちろん自由にコピーできるので、安心して使ってください。

*3:事実誤認