一般ユーザ権限でスキャナを使う
EPSON の USB スキャナ、GT-S620 というものを持っていたりします。普段は Mac で使っているのですが、ふと思い立って Karmic で動かしてみました。
SANE のページを見ると解りますが、DFSG non-free な esci-interpreter-gt-f720 というドライバを入れる必要があります。
ダウンロードした
- iscan_2.22.0-2.ltdl7_i386.deb
- esci-interpreter-gt-f720_0.0.1-2_i386.deb
をインストールして iscan を起動してみると、
と一蹴されてしまったりします。
通常スキャナを使用する場合は libsane を使用するようです。udev が接続されたデバイスを検出しますが、libsane がサポートしているスキャナが接続された場合は /lib/udev/rules.d/40-libsane.rules の中で ENV{libsane_matched}="yes" となるようです。AVASYS のドライバがサポートしているスキャナの場合は、/lib/udev/rules.d/40-iscan.rules の中で ENV{iscan_matched}="yes" となります。
この違いがどこに影響するかというと、/lib/udev/rules.d/70-acl.rules の
のようです。libsane_matched が yes になっていれば ACL_MANAGE が 1 になり、結果として /dev 以下に作成されるキャラクタスペシャルファイルに一般ユーザでアクセスができるようです*1。
# USB scanners
ENV{libsane_matched}=="yes", ENV{ACL_MANAGE}="1"
つまり /lib/udev/rules.d/70-acl.rules に
とか追記してあげれば一般ユーザ権限で AVASYS のドライバを経由してスキャンが可能なのですが、この対応が果たして正しいのかどうかは自信ありません。iscan を sudo で起動するよりはいいかなーと思ってたりしますが。
ENV{iscan_matched}=="yes", ENV{ACL_MANAGE}="1"
*1:このへんあやふや。誰か教えてください