オープンソースカンファレンス 2011 Hokkaido に参加してきました

6/11 に札幌で行なわれた、オープンソースカンファレンス 2011 Hokkaido に、Ubuntu Japanese Team として参加してきました。Ubuntu Japanese Team の参加する OSC は東京と京都、それに加えてメンバーゆかりの地である名古屋と仙台が基本になっています。そんなわけで北海道は遠いこともあって今まで参加したことはなかったのですが、今年は私の希望で初参加ということに。

Japanese Team からは私一人の参加でしたが、箕面市役所の那谷さんと、関西 Debian 勉強会の uwabami さんが同行してくれました。

初参加の OSC 北海道なのですが、まず会場が広いというのが第一印象。OSC の机の配置は会場によって、机を挟んでお客さんと対面するいわゆる即売会スタイル*1と、壁際に机を並べてブース要員もその前に立つスタイル*2があります。当然机を挟むスタイルの方がブース回りを広く使えるので楽なのですが、北海道は机と机の間の通路やバックヤードも広くとってあり、快適さという点では過去に参加した OSC の中でも最高でした。
今回はかなり早く会場に到着したので、スタッフの朝礼にも立ち会えました。OSC は企画運営をびぎねっとが行なっていますが、実際の開催は各地のローカルコミュニティが中心となっています。北海道では一般社団法人 LOCAL さんが中心となっているようですが、そのせいかスタッフのまとまりが非常によいと感じました。特に若い学生スタッフのモチベーションの高さがよく伝わってきたのが印象的です。
そんな非常に居心地のよいイベントだったのですが、イベントの規模が大きくなりすぎている故の弊害も感じました。今回の北海道は二日開催の東京と京都を除けば OSC 最大の入場者数を記録しており、セミナーも 8 トラック並行という規模です。来場者としては見たいセッションが被ってしまうでしょうし、発表する側としても強力な裏番組の存在は気になるわけで。

Ubuntu のセッションには事前登録で 44 名、実際には 40 名程度の方が参加してくれました。裏番組の jQuery が 120 人。C++ とセキュリティがそれぞれ 60 人で満員という中、なかなか健闘した方ではないでしょうか。
ブースでも「Ubuntu が北海道に来てくれて嬉しい」という声をずいぶん頂きました。例えば OSC 神戸に来るような人は京都にも来るでしょう。でも北海道の人はなかなか道外のイベントには行きづらいのではないでしょうか。そんなわけで、これだけの規模のイベントなら Ubuntu のコミュニティ活動という点からも、来年以降も参加する必要があるんではないかなーと個人的に思っています。

*1:仙台や蒲田開催の東京がこのスタイル

*2:早稲田開催の東京や、京都、神戸がこのスタイル