Kindle3 Wi-Fi を購入しました

Amazon の販売している電子書籍リーダである Kindle の新型が発売になりましたね。実は先月の発表時に(値段につられて)こっそり申し込んでいたわけですが、本日やっと届きました。本体に Amazon.com のアカウントを登録しておけばそこから書籍の購入が可能になるわけですが、私は PDF や ePub を PC から転送して閲覧するという使い方がしばらくはメインになりそうです。
データの転送は PC と USB ケーブルで接続するだけです。USB マスストレージとしてマウントされますので、当然 Ubuntu からも使えます。Document フォルダに PDF や mobi を突っ込んであげれば、それだけで Kindle のホーム画面にアイテムが表示されます。フォルダ階層を作ってファイルを突っ込むことも可能ですが、ファイルシステム上のフォルダ構成はアイテムの整理に一切反映されません。アイテムを整理するには、Kindle 上でコレクションというものを作成し、その中にアイテムを登録する必要があります。これはホーム画面で Menu キーを押し、"Create New Collection" を実行する必要があります。コレクションへのアイテム登録は、アイテムにカーソルをあわせて → を押し "Add to Collection" をするか、コレクションにカーソルをあわせて → を押し、"Add/Remove Items" を実行すればよいようです。複数のアイテムを登録したい場合は後者が楽でしょう。
画面は E Ink らしく、iPad の液晶などに比べて非常に文字が読みやすいです。視野角が非常に広くほぼ水平からでも文字を読むことができる上、画面がバックライトで光るわけではないので、紙を見ている感覚に非常に近いですね。

Kindle 3 からは日本語フォントが標準搭載されて*1、日本語ファイルも問題なく表示可能です。ただし epub ファイルを直接読むことはできないので、PDF や mobipocket に変換する必要があります。文字のサイズを変更するなど、電子書籍としてのメリットを活かすなら mobi へ変換したほうがよいかもしれません。変換には Amazon が公開している kindlegen というプログラムが使用できます。Win/Mac/Linux に対応していますので、Ubuntu 上でも html や epub から mobi への変換が行えます。

青空文庫から銀河鉄道の夜xhtml を kindlegen を使用して mobi に変換してみました。悪くない出来ではないでしょうか。
ちなみに画像を含む html からの変換にも対応しているので、こんなことも出来たりしますよ。

*1:といっても過去の Kindle を知らないのですが