Ubuntu One を使ってみる

Canonical 社が提供するオンラインストレージサービス、Ubuntu One への招待状が届きました。早速アカウントをアクティブにして試用してみたいと思います。

Ubuntu One クライアントのインストール手順

https://ubuntuone.com/support/installation/
手順は上記サポートページの記述に従えば大丈夫ですが、インストールするパッケージに抜けがありそうです。

PPA の登録

https://media.ubuntuone.com/media/1508/files/ubuntuone-jaunty-ppa.deb
上記 deb ファイルをダウンロードし、dpkg 等を使ってインストールしてください。このパッケージの中身は PPA の公開鍵と APT の source.list、およびドキュメントです。

クライアントのインストール

上記サポートページには「ubuntuone-client-gnome を入れろ」と書いてあるのですが、これだけでは動作しないようです。私の場合、後述するコンピュータを登録するステップで、「Confirm Device Access」のページが開きませんでした。
そこで、

  • ubuntuone-client
  • ubuntuone-client-gnome

の二つのパッケージをインストールしてください。名前からして ubuntuone-client-gnome は ubuntuone-client の GUI フロントエンドで、Gnome パネルに表示するアプレットのみなんじゃないかと*1。本当は client-gnome のインストール時に client がインストールされなければならないのですが、パッケージの依存関係がバグっているのかもしれません。

追記

ubuntuone-client-applet が起動されると、バックエンドで ubuntuone-syncdaemon が常駐するのですが、ubuntuone-syncdaemon が ubuntuone-client パッケージに含まれるためではないかと推測*2

コンピュータを登録

前述の通り ubuntu-client をインストールした状態で、アプリケーションメニューから Ubuntu One を起動します。この状態で https://ubuntuone.com にログインし、My Account ページを開くと、そのコンピュータから Ubuntu One へのアクセスを許可するページが開きますので、「Add This Computer」をクリックしてください。

Ubuntu One に接続

Gnome パネルに表示された CoH に雲がかかったアイコンを右クリックして、接続を選択します。すると Ubuntu One のディレクトリを nautilus から透過的に操作することが可能です。Dropbox と全く同じですね。

*1:調べてません

*2:例によって深く調べてません