ATOK と Anthy -- 連文節変換

日本語変換の賢さとして、連文節変換の精度がよく上げられます。長い文章の文節の区切りを正しく認識できなければ、辞書云々以前の問題です。ATOK はこの連文節変換精度が非常に高いという噂ですので、なるべく文章の途中で変換キーを押さないよう気をつけながら、長文を入力して Anthy と比較してみたいと思います。
テキストにはGNU 一般公衆利用許諾契約書日本語訳の最初の段落を使用しました。文中の [] でくくられた数字は、変換キーを押した場所と回数を表しています。今回は修正を行わず、すべて一発変換のまま(誤変換もそのまま)です。アスタリスクがあるものは、バッファがあふれたのかキー入力を受け付けなくなってしまったため、文章中で仕方なく変換した場所を表しています。これは iiimf の仕様かもしれません。
AnthyEmacs + anthy-el で入力を行ったのですが、半角英数字を入力するためにモード切替を行う必要があったため、全角日本語モードをトグルした場所を on/off で表しています。
さぁ見せてもらおうか、ATOK の性能とやらを。

ソフトウェア向けライセンスの大半は、あなたがそのソフトウェアを共有したり変更したりする自由を奪うように設計されています。[1]対照的に、GNU一般公衆利用許諾契約書は、あなたがフリーソフトウェアを共有したり変更したりする自由を保障する[1]--すなわち、ソフトウェアがそのユーザすべてにとってフリーであることを保証することを目的としています。[1]この一般公衆利用許諾契約書はフリーソフトウェア財団のソフトウェアのほとんどに適用されており、またGNU GPLを適用すると決めたフリーソフトウェア財団以外の[1*]作者によるプログラムにも適用されています(いくつかのフリーソフトウェア財団のソフトウェアには、GNU GPLではなくGNUライブラリー一般公衆利用許諾契約書が適用[1*]されています)。[1]あなたもまた、ご自分のプログラムにGNU GPLを適用することが可能です。[1]

ソフトウェア向けライセンスの大半は、あなたが素のソフトウェアを共有したり変更したりする自由を奪うように設計されています。[1]対照的に、[1][off]GNU[on]一般項修理用許諾契約書は、あなたがフリーソフトウェアを共有したり変更したりする自由を保証する[1][off]--[on]すなわち、ソフトウェア画素のユーザ全てに取ってフリーであることを保証する異を目的としています。[1]子の一般項修理用虚ダ矩形役所はフリーソフトウェア財団のソフトウェアのほとんどに適用されており、また[off]GNU GPL[on]適用すると決めたフリーソフトウェア財団以外の作者によるプログラムにも適用されています(いくつかのフリーソフトウェア財団のソフトウェアには、[1][off]GNU GPL[on]ではなく[off]GNU[on]ライブラリ一般項修理用許諾系役所が適用されています)。[1]あなたもまた、ご自分のプログラムに[1][off]GNU GPL[on]適用する異が可能です。[1]

圧倒的じゃないか、我が軍は。と思わずギレン総帥になってしまいそうです。
確かにフェアじゃない部分はあります。入力の仕様上、変換キーを押す場所が違ってしまっているので、例えば

GNU GPL適用

は、「GPL」を入力し終わった段階で日本語モードをオンにしているため、助詞から始まる文章を変換しようとしているのが解析に失敗する原因を作っているのかもしれません。と思ったら「をてきよう」を ATOK で変換したらちゃんと「を適用」になった。そういうハンデをさっ引いても ATOK構文解析は優秀なのか。